黒い雲が迫ってきては居るが、何とか逃げ切れそうだ

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仕方ないから、我々は以前行った事のある他の店に向かった。以前行った時には、食事時間からずれていたにも関わらずしばらく並んでやっとラーメンにありつけた。今日もしばらく待つようか？しかし、店についたら駐車場はガラガラ。店内に入っても席は半分も埋まって居ない。やはり不景気なのだ。我々は座敷に上がって、ラーメンと餃子を頼んだ。佐野と言えば醤油味なのだが、仮性包茎ライダーゆうさくは思いっきり味噌ラーメンを頼みおった。まぁ好みだから良いのだが......。

腹が減っていたせいもあって、我々は言葉も交わさず一気に食った。しかし、食ったら急に疲れが出た。最近飯を食ったり風呂に入ったりするとどうもいけない。お疲れなのである。３０分ほどだらだらしていたであろうか、外を見ると西の空から怪しげな雲が近づいてくるではないか。これはまずい。我々は急いで帰路につく事にした。
国道から館林を抜け、羽生へ入った。それから鴻巣を抜け田圃の中の県道を走った。黒い雲が迫ってきては居るが、何とか逃げ切れそうだ。

できれば解散前にどこかで缶コーヒーでも飲みたい所ではあるが、そんな事をしていたら雨にやられそうなので、国道の交差点で仮性包茎ライダーと別れて我輩は無事にアジトに辿りついた。一方仮性包茎ライダーゆうさくは隠れ家まであと一歩という所でカッパを着る間も無く土砂降りにやられたそうである。全く、日頃から行いの悪い奴は最後までこうなるのである。

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